概要
お金に余裕ができたので、前から憧れていたNASの導入をすることにした。 せっかくなので10gbpsでつなぎたい!更に普通のRJ-45じゃ面白くないので、SFP+で繋がる機器を一式揃えました。
ということでまずはPC側のNICとスイッチを用意したお話。
最終的な構成は、
PC NIC: HP NC552SFP ー スイッチ:Mikrotik CRS305-1G-4S+IN ー NAS:TS-332X
という感じ。意外とお安く、しかも納得の速さになったので大満足! タスクマネージャー読みで9Gbps超えの表示というのは中々壮観なものです。
NICのご紹介
NICは正直何でも良かったのですが、メルカリでNC552SFPが2000円位で出品されていたのでこれを購入。
ただ、いろんなサイトで言及されているように、HPのNICはトランシーバーにベンダーロックインがかかっているということで、適当なDACやトランシーバーは使えないらしい。しかもその純正のトランシーバーがバカみたいに高い。まったく狡い商売だ。中古を買っている分際で何を言っているという話だが……。
仕方がないのでebayでこのNICに対応するトランシーバーを購入しました。455883-B21か455885-B21というトランシーバーが使えるようだったので、この型番をeBayで検索し、値段とショップの評価みてこれを2つ購入。 対応を調べる上ではこちらのブログ様が大変参考になりました。
コロナの影響もありいつ届くのかなあと思って待つこと1ヵ月、忘れた頃に無事到着しました。上記のショップは4PXの発送だったので、4PXのHPから追跡もできました。
また、トランシーバー同士を接続するオプティカルケーブルは、Amazonで購入。そして、10G NICは熱いとよく聞くので、小型のファンもついでに買いました。
かれこれNIC関連は総額で7000円くらいで揃いました。
SFP対応スイッチのご紹介
Mikrotik CRS305-1G-4S+IN というSFP+対応スイッチですが、これの存在を知ったのは下のGigazineの記事より。 説明もこちらで詳しくされているのでもはやここで書くことは殆どないのですが、4ポートSFP+対応、PoE対応、2系統ACアダプターによる電源の冗長構成が可能、スイッチモードとルーターモードの切り替えが可能、それでいて2万円以下というかなりソソられる面白い商品です。記事を見た瞬間に購入を決めてしまった。 gigazine.net
自分が買ったときは送料込みで18000円くらい。発送が確かラトビアからとかで少しギョッとしましたが、なんとか到着しました。ショップはEURODKというところ。 到着までは約2週間かかったし、宛名の名前住所とかめちゃくちゃでFedexから電話がかかってきたんですが、ものが届けばそれでヨシ!
セッティング
セッティングと言っても大してやることはないのですが……
NC552SFPには先程の4cm角ファンをねじりっこで適当にヒートシンクの上にくくりつけてから、PCIeスロットに差し込んで設置完了。 PCIe x8なのでx16スロットに刺しました。こういうときPCIeの本数に余裕があるX399マザーで良かったなと思ったり。
いざ電源を入れてみると、なんとNICのブートメニューが表示されるようになった。なんかステータスチェックをしているらしく、10秒くらい起動に余計な時間がかかるようになってしまいましたが、そのくらいは許容します。
ドライバーはWindows Server用のやつなんとか入れてやる!と意気込んでいたのですが、なんとWindows が勝手に拾ってきてくれたドライバーで難なくセットアップできてしまった。恐るべし。
Mikrotik CRS305-1G-4S+IN の方は、どのみち10gbpsの回線は引いていないのでルーターとして使うことはなく、スイッチとして使うだけなので簡単。
192.168.88.1
にアクセスし設定画面に入れることは確認しましたが、出荷時からスイッチモードなので、特に設定もいじる必要はありませんでした。
一本あるRJ45ポートを元から使ってるルーター(Netgear R6300)のLANポートと接続。そしてPCとスイッチをトランシーバー+ファイバーケーブルでつないで接続完了。
これで何ら苦労することなく無事10gbpsでのリンクを確認できました。怪しい中国産互換トランシーバーでベンダーロックも回避できたようです。