概要
つい数日前、Razerの新作マウスNaga Proが発表されました。
普段G600を使いFF14をやっている私的に待望であったrazer epic naga chroma以来の横12ボタンの無線マウスの発売となり、購入を即決した。値段は149.99ドルとマウスの中ではほぼ最高値な気がするが、類似の商品は今売られていないので仕方ない。
上記の記事では日本国内における販売は後日発表とあったが、ふと先週の日曜日Razer公式HPを見てみると、なんと普通に買えるではないか!値段は18,988円+送料980円とほぼ2万円。めちゃめちゃ高いが、類似の商品は今売られていないので仕方ない。大事なことなので2回言いました。
https://www2.razer.com/jp-jp/store/razer-naga-prowww2.razer.com
海外からの発送っぽかったですが、発注から5日で届きましたのでちょっとばかりのレビューを。
※追記
2020/09/30に国内販売が開始されたようです。税+送料込みで18000円くらいぽいのでちょっと損した気分。。。
まとめ
- Razer Naga Pro 20/09/09 現在、もうRazerストア公式で変える。ただし値段は送料込みでほぼ2万。
- サイズ感はG600とおんなじ感じで割と馴染む。
- 近くにドングルを置くためのアダプタとケーブル付き。机を隔てたりすると1m以内でもたまに反応しなくなる。
- 充電は連続使用でも20時間くらいは持つ。バッテリーが減ってきたら赤く光るのでわかりやすい
- 追記:LEDの発光をオフにするとバッテリーの持ちが格段に良くなる。光ることにコダワリがないのであればオフで運用するほうが実用的。
- 安定性は正直微妙。ドングルを近くにおいての無線使用時でもたまに(頻度的には10時間に1度か2度くらい)数秒反応しなくなる事があったり、充電時にサイドボタンの一部(1-3ボタン)が反応しなくなったり。
- サイドボタンはちょいG600より小さめで、ポッチが無いのと角度がうまくついてないので正直押しにくい。(でも意外とすぐに慣れる)
- 以上のように多少の欠点はあるものの、無線で軽いのは正義。疲れやすさが違う気がする。
- 12ボタンマウスとフットペダルの組み合わせはいいぞ。下手くそでもそれなりにプレイできるようになる。
- G600にあった3番目のクリックは欲しかった。LogicoolはさっさとG600の無線版を出すべし。ついでにG13も復活させてほしい。
- 3週間使った結論、ぶっちゃけFF14のためだけにこれに20000円出す価値はないと思う。マウスバンジー+G600で十分。ボタンが少ないのとやや安定性に欠ける点を我慢した上で、サイドを変えられるギミックや無線であることに+10000円の価値を見いだせる人向け。
- まあ2万も出して買っちゃったので自分は壊れるまで使い倒しますけどね!
※ (20210523)追記
上にも書いてあるが、サイドボタンが一部効かなくなる症状(1,2,3や2,5,8,11など縦横一列がまとめて使えなくなることが多い)にずっと悩まされていた。ファームウェア更新もしてみたが全然良くならない。
戦闘中突然発生するので、コンボの3段目だけ入らなかったりステラがバーストしなかったりしてたまに悲鳴を上げながらクリック操作に移行することが週1~2度という割と高頻度で起こっていた。
サイドカバーを開け閉めすると治るときもあるのだが、調子が悪いと全然治らず渋々G600を引っ張り出して使うときなんかもあり、正直2万出したのを後悔していた。
しかし、最近サイドカバーの端子部に私が長年全幅の信頼をおいている接点復活剤(これ→https://www.amazon.co.jp/dp/B001SN85BY)を塗り塗りしたところ、少なくとも1ヶ月くらいはこの症状が発生していません!
ということで、困っている方は(自己責任で)参考にしていただければと思います!
※ (20210927)追記
見事にサイドボタンの反応が悪くなるという故障に見舞われたので、RMA申請をした。
結果返送不要の返品対応となり、丁寧で素早いサポートを受けられました。ということで上で割とコスパ悪めとか言ってましたが、Razerのファンになりました。
※ (20220125)追記
新品に変えてもらってから数ヶ月使っていますが、購入当初よく起こっていた縦横1列サイドボタンが効かなくなるような症状は起こっていません。もしかしたら初期ロット特有の問題だったのかも?
ということで、今あらためて評価するなら、(値段を除けば)普通に良いサイド12ボタンマウスという感じです。ただ3番目クリックがないのでG600からの乗り換えは要注意!
※ (20240202)追記
結局数カ月後にはまたボタンの利きが悪くなってしまいました……。私の手汗とか凄いんかな?
最終的に次の記事のRazer Naga V2 Hyperspeedを買ったところ、だいぶ安定して使えています。1年以上使っていますが全く異常も起きないので、純粋にFF14用であれば個人的にはNaga V2オススメです。
暇な人は下も見てってね!
商品説明
こんな感じで届きました。どうやら発送元は香港らしい。
ちなみに全然発送の連絡が来ないのでやきもきしてましたが、商品が届いたあとに出荷確認のメールが来ました笑
いざ開梱!内容物は本体と説明書とどこに貼ればいいのかわからないかっちょええシール。
Naga Trinityから引き続き存在する面白いギミックとして、サイドカバーの変更によって横2ボタンと横6ボタンに変更が可能。6ボタンのサイドカバーはTrinityの円形配置からG602っぽい3×2の長方形配置になったよう。
ソフトでスリーブドなmicroBケーブルと、microB to USBAの変換コネクタも付いてます。これは後述のUSBドングルをマウスの近くに置くためのものらしい。底面に滑り止めがついてていい感じ。
最初は12ボタンのサイドカバーがついてます。これを外すと2.4GHzのUSBドングルが出てきます。
形は割とG600に似ているかな?かぶせ持ちで薬指が右端のくぼみにフィットします。ここはG600では第3クリックになってますが、Naga Proはただの指置き場。MMOマウスではボタンは多ければ多い程嬉しいのでここはマイナスポイントか。
まあサイドカバーの変更で他のゲーム用にも変身するので、そういうことを踏まえた設計なのだろう。ちょっと力はいると誤爆しやすいボタンだし、FPSとかみたいな動きの激しいゲームでは邪魔なのかな。
底面には2.4GhzとBluetooth、電源OFFの切り替えボタンと、別売の充電台用の端子らしきものが。ちなみに別売の充電台がなくとも、写真の窪んだあたりにMicroB端子が付いてるのでここから充電/有線利用が可能です。
うちにあるマウスたちと並べて撮影。やはり形はG600に似ています。ちなみに重さは117gらしいのでそんなに軽いという感じはしないですが、G600や単3使用時のG603より軽い。バッテリー式の利点ですね。
G600のサイドボタンとの比較。明らかにボタンが小さい。
持ってみた感じ。
使用感
とりあえず軽く触ってみた印象をば。
クリック感はとても軽くていい感じ。ちょっとG603よりも軽めな感じです。
スイッチはスペックシート上驚異の7000万回の耐久性を誇るRazer謹製のオプティカルスイッチということなので、よくあるオムロンのD2F系ではないっぽい。
正直D2F系だと壊れても自分で修理できるから良いのだけれど、オプティカルスイッチだと壊れにくいものだと信じたいですね。
ホイールは若干重めでクリック感あり。滑り止めの凹凸がしっかりついているので滑りにくいです。
2ボタンのサイドカバーは普通のintelli mouseクローン風、6ボタンもまあどのボタンにも無理なく親指が届き使いやすいと思う。
そして肝心の12ボタンは……G600のものに比べるとのっぺりしていて、小さく、角度もあまりついてないので正直押しにくい。
咄嗟に触った感覚ではどのボタンの上に指があるのかわからず、慣れないうちは誤爆しそうな感がある。
ゲームで使うための設定
最近はめっきりFPSとかやらなくなってしまったので、2ボタンと6ボタンの使用感はあんまりレビューできなさそう。
でも自分が唯一しっかりプレイしたと言えるCrysisがリマスターされるらしいので、それを買ったらちょっと書けるかも。
Crysis懐かしいな……。もう自分がやったときは出てから10年位たったシリーズでしたが、1,Warhead, 2,3と全部きちんとクリアした思い出。ゲーム下手なのであんまりFPS好きじゃないのですが、マキシマムアーマー(CV若本)のお陰で中々死なないので楽しくプレイできた良いゲームでした。北朝鮮兵倒してたと思ったら何故か最後雑にエイリアン倒すゲーになったり、銃より弓のほうが強かったりしたのが謎ですが……
と、ちょっと脱線しましたが、私は今メインでFF14をやってるのでこちらの使用感をレポートしようかと。しかしその前に、私のちょっと特殊なプレイ環境をお話せねばなるまい。
私はメインジョブ白・占星で、タンクは暗黒、DPSは赤魔を嗜む程度。
さっきも言いましたがゲームあんまり上手くないので、極をひーひー言いながらクリアする程度、零式や絶なんかなにそれ美味しいのレベルですが、デバイスにはこだわります!いやむしろ下手だからハードウェアで下駄履かないとクリアできんのです……
では、こだわりのデバイス環境をご紹介しましょう。
マウス: G600
横ボタンは普通にホットバーの1-12に設定。チルトに敵リスト切り替え(デフォルトだとTabとShift+tabですが、自分はふとした瞬間にalt + tabが誤発動するのが嫌なのでShift + num -, Shift + num +に設定)を割り当て。
左手デバイスを使っている関係上、ホイールクリックにジャンプを割り当てています。
そして第3クリックにヒーラー的によく使う'自分のターゲットがターゲットしている相手'(Tキー)を割り当てて使ってます。左手デバイス: Razer Tartarus V2
こんな感じで設定。基本はパーティーリストの1-8を選択する用。
今までG600の第3クリックに割り当てていたTキーはホイールクリックへ当てることにした。
フットペダル: ルートアール RI-FP3
こいつが一番大事。もうこれと12ボタンマウスがないと私はサスタシャすらクリアできない気がする。
左からShift, Ctrl, Altを割り当てることで、マウスとのコンビネーションで4本のホットバーを足と右手だけで選択できるようになり、左手を移動とPT選択に集中できるようになります。
個人的に超オススメ。
※20210209 追記 新しくフットペダルを買い直した記事も書いてみたので興味がある方はぜひ!。フットペダルはいいぞ
FF14用にフットスイッチOlympus RS31Hを米尼で買ってみた - 端の知識の備忘録
で、ニューカマーのNaga Proは、以下のように設定。やっぱり第3クリックほしい……
ホットバーはこんな感じ。
フットペダル踏まずにマウスサイドボタンで1段目(物理攻撃系)
左端踏んでサイドボタンで2段目(特殊攻撃系)
真ん中踏んでサイドボタンで3段目(防御バフ)
右端踏んでサイドボタンで4段目(攻撃バフと妨害系)
みたいな感じで入れてます。まあ感覚的なものなので「なんでここにアビサルドレインが?」みたいな疑問はあるでしょうが、割と暗黒は最初の方に上げたジョブなので、あんまりホットバーが洗練されぬままこの配置に慣れてしまった感じです。
最終的な構成はこんな感じに。合計5万以上かかってるのは気にしたくない……。まあ自分のお金だからヨシ!
実際使ってみた
週末幻シヴァ行ったり木人叩いたりしてみて使用感をレポートしようかな。
※追記
とりあえず幻シヴァに占星で行ってみた。最初は特に6番と9番の押し間違えが多かったものの、使用感はそんなにG600と変わらないためか意外とボタンの形状にもすぐに慣れた。
特に戦闘中の不具合もなく、G600を使っているときと変わらない感じでクリアできました。
G600と比べると軽いことや無線であることから、長時間プレイでも疲れにくいような感じがした。
ケーブルとmicroB to A の変換コネクタを使って近いところにドングルをおいている限り、普通に使っている分にはラグなどは感じない。
↑と思っていたのですが、ドングルを近くにおいての無線使用時でもたまに(頻度的には10時間に1度か2度くらい)数秒反応しなくなる事がありました。戦闘中起こったら多分焦る。
また、充電時にサイドボタンの一部(1-3ボタン)が反応しなくなることがあって少し困った。サイドパネルをはめ直すと一部のボタンは復活するが、代わりに他のボタンが使えなくなったり。知らないうちに治ってましたが。
机の下に置いているPCの方にドングルを指すと、たまに反応がなくなることがあるので、机を隔てたりすると1m以内でもラグが気になるかも。Bluetoothやポーリングレート下げたときは未知数。