概要
私は研究室・職場ではトラックボールをずっと使っている。かれこれ4年以上になろうか。
最初はOrbitTrackball with Scroll Ringを使い人差し指トラックボールにハマり、数カ月後には無線のExpertmouseを買っていた。
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Expertmouseは素晴らしく使いやすく、そこから3年以上ずっと使い続けていた。
Expertmouseには概ね満足であったが、Kensingtonのトラックボールの最上位といえばSlimBladeというイメージが頭について離れない。しかし無線バージョンがないということで購入は見送っていた。
まあ最近は職場でほとんどデスクトップしか使っておらず無線に拘る必要もないかと改心したのと、Paypay祭りで少し安く(実質7000円くらい)買えそうだったのでSlimBladeを衝動買いしたのであった。
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使い始めて1ヶ月位経ったし、そろそろまともにレビューできそうなのでExpertmouseとSlimBlade2つのKensingtonトラックボールの比較を書いてみようと思う。
まとめ
ということで、1万近い価値は十分あるトラックボールであると断言できる。ちなみに4000円くらいで買えるOrbitTrackballも入門用としてとてもいいぞ。ぜひScroll ring付きをおすすめしたい。
Expertmouseのいいところ
- 無線版がある
- クリック押しやすい
- スクロールリングがある
SlimBladeのいいところ
- 圧倒的に掃除がしやすい!
- ボールをひねってスクロールするのは面白い(使いやすいとは言ってない)
必ずしもSlimBladeは上位版ではなく、正直単純な使いやすさならExpertmouseのほうが上だったというのが両方使ってみての感想。
しばらく使っていればなれる程度ではあるが、クリックに関してはSlimBladeが一枚板?的なデザインで作っているせいで、中心から離れた端の部分は可動域が少なく押しにくい。手の大きさや普段どんなポジションで指をおいているかによるが、Expertmouseのどこを押しても同じ感覚で押せるのに慣れていると最初のうちは押しにくさを感じると思う。気になる人は一度ヨドバシなどで実機を触ってから買ったほうが良いだろう。
SlimBladeの特徴であるボールをひねると音が出てそれでスクロールできるというのは面白いギミックだが、長いスクロールなどはやはり径が大きいリングのほうが使いやすい。
ただなんと言っても掃除がしやすいというのは大きなメリットである。多分EM使いの人なら皆わかると思うのだが、ExpertMouseはすごい汚れが溜まりやすいという欠点がある。掃除を怠り数日使ったあとのExpertmouseの支持球とか見ちゃうと正直他人の使うトラックボールとか汚くて触りたくないよね……もしくは私が手垢すごいだけ?
Expertmouseと違ってスクロールリングがない、支持球の構造が違う、ボール受けるところの下が空いているということで、ティッシュ1枚だけでらくらくお掃除できる。
掃除がしやすいというこの一点だけでも乗り換える価値があるということで、今はメインでSlimBladeを使っています!
ギャラリー
玉の大きさはおんなじ。というわけで今まで大事にボナンザ(フッ素コーティング剤)で磨き続けてきたExpertmouseのボールを使うことにした。
比較にトラックボールの中では一番売れているであろうLogicoolのM570も並べてみるとこんな感じ。フットプリントはExpertmouseとSlimBladeであまり違いはないのだが、傾斜がSlimBladeはだいぶ浅め。
なのでどちらかに慣れてからもう片方を触ると、それなりに違和感を感じることだろう。自分もSlimBlade触り始めて数日は左クリックがかなり押しにくく感じていたが、クリックする場所や力が調整できてくると特に問題なく使えるようになった。
玉の入っているカップ部分はこんな感じ。Expertmouseとは人工ルビー支持球の構造が異なり、壁面に埋め込まれるような形になっているため、ここに手垢やホコリが溜まりにくい。
更にExpertmouseでは底面にあったレーザーの発光部がSlimBladeでは側面に存在するので、これもまたゴミが溜まりにくい構造になっている。
Expertmouseは分解してブラシを使わないと掃除ができなかったのがティッシュ1枚でさっと拭けるのはとても楽です(3回目)。