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DeepCool Assassin IVとNoctua NH-D15 G2 LBCのCPUクーラー性能比較@7950X3D

概要

2023年9月にDeepCool Assassin IVを購入し、7950X3Dと組み合わせて2年くらい利用していた。特に冷却性能的には不満はなかったが大分長いこと使ってきて飽きてきたのもあり、この度Noctua NH-D15 G2 LBCがツクモのセールで若干安く(21,980円)なっていたので購入した。

hashicco.hatenablog.com

価格帯が違いAssassin IV VCという後継機も出ているからなのか、意外とAssassin IVとNoctua NH-D15 G2 LBCを直接同条件で比較した記事が見当たらなかったので、7950X3Dでの冷却性能を比較した記事を書いておく。

まとめ

  • 1万近い価格差もあるので、さすがにNoctua NH-D15 G2 LBCの方が明確に冷却性能も静穏性も高かった7950X3Dのフルロードを常時65度程度で冷やすことができた。
  • Noctua NH-D15 G2 LBCは奥行がデカいのとメモリ側に寄っているせいで他パーツとの干渉が起きやすいかも。自分の環境だとRTX5090用のL型12V-2×6ケーブルが使えなかった
  • 140Wの7950X3Dを使っている分にはDeepCool Assassin IVでも十分冷やせるので、コスパを考えると悪くない選択肢だと思う

写真・取付

見た目的にはAssassin IVのほうがスタイリッシュ。どちらもデカいがNoctua NH-D15 G2 LBCの方がヒートシンクの厚みがある気がする

取付はどちらも似たような感じで簡単。AM5においてはデフォルトのバックプレート上にマウント用の金属プレートを取り付け、その上からクーラーを固定する方式なのでマザボを取り外したり裏側にアクセスする必要はない(Intelは別)。取り付けに必要な工具はどちらも付属しており、Noctuaはトルクスネジ、Assassin IVはプラスネジ。

実際にFractal DesignのTorrentに取り付けた写真が次のもの。付属している静穏化のためのLNA(Low-Noise Adaptor)ケーブルは使用していない。Assassin IVよりもメモリ側に寄っており外向きのクリアランスに余裕はあるが、このせいで12V-2x6のL型電源ケーブルが干渉してしまい使えなくなり、止む無くストレートタイプのケーブルに戻すことになった。

比較条件

  • CPU: AMD Ryzen 9 7950X3D(140W TDP)
  • マザーボード: MSI X670P WIFI
  • メモリ: Crucial Pro DDR5-5600 64GBx2
  • ストレージ: WD Black SN850X 4TB
  • GPU: MSI RTX 5090 Vanguard SOC
  • 電源: Asrock PG-1300G
  • ケース: Fractal Design Torrent
  • グリス: 条件をそろえるため、どちらのCPUクーラーでもArctic MX-6を使用

ソフトウェアとしてOCCTの無料版を利用し、CPU負荷を30分間かけ続けた。CPU温度とファン回転数をLibreHardwareMonitorを利用してログ取得してグラフ化した。

室温は10~15度。騒音値は騒音計をケースの全面から約20㎝ほど離れた位置の床において測定した。

ベンチマーク結果

結果はグラフの通り。CPU温度、ファン回転数ともにNoctua NH-D15 G2 LBCの方が優れていることがわかる。

騒音計の測定値は次のようで、約4dBほどNoctua NH-D15 G2 LBCの方が静かだった。とはいえ、騒音計の読みはTorrentのケースファンの音のほうが寄与がデカい気もするので、参考程度に。

クーラー 騒音値 (dB)
DeepCool Assassin IV 56 dB
Noctua NH-D15 G2 LBC 52 dB

(2026/01/25追記) OCCTの設定をオートにしていたためかあまり負荷が十分にかけられていなさそうだったので、前回のAssassin IV記事の時と同様Cinebenchで負荷をかけたときの温度も確認した。

Cinebench 2026を利用したので前回記事とは正確には比べられないが、温度はMax73度ほど、ファン回転数もまだ余裕を残した1200rpm以下(騒音計の読みも55dBほど)で抑えられていた。ついでにスコアは7291でした。

最近CPUのTDPも高くなり水冷前提の時代になってきましたが、Noctuaから空冷で冷やし切れるソリューションが出てくるのはとてもありがたいところ(高いけど)。

今回の結果から多少余力を残しながら7950X3Dを冷やせているところから、おそらく9950Xのようなさらに強力なCPUもご家庭環境でちゃんと冷やせるように見えますので、長い付き合いになりそうです。